2018年12月08日

水の都 東京

「水の都東京の歴史散歩 
江戸の「水路」でたどる!」
中江克己/著 
出版者東京 青春出版社
出版年2018.11

出版社 内容紹介
徳川家康の開削によって川や運河、堀が築かれ、水上交通が物流の主役となって希有な発展を遂げた100万都市・江戸。庶民の飲料水をも支えた水路整備はいかにしてなされたのか。
現代に続く都市づくりの歴史を、地図と写真でたどる一冊。

こんな 歴史本を読みました。
いつもは 小説ばかり読んでいるのですが 江戸の歴史は好きで 関連する本は時々読みます。

他にもいろいろ 読んでいますが これは水のお話です。
本郷にある 東京都水道歴史館も見学しているので 内容はとても興味深く よく理解できました。
http://umeno87sanpo.sblo.jp/article/145565660.html (東京都水道歴史館1〜5)まで

暴れ川だった神田川。
台地を開削してできた渓谷。
神田川を堰き止めた 関口大洗堰(現 江戸川公園あたり)
ここには 芭蕉庵があります。
神田上水取水口大洗堰跡

やはり江戸の発展は 神田上水ですね〜

水の都というくらい 水豊かな江戸。
そして 船運のための水路が 作られてますます 発展していきます。

なんといっても 治水 埋め立て も盛んにおこなわれていました。
東京駅前は 海でしたから 八重洲河岸 日本橋河岸などもありました。
皇居前 日比谷などは海でしたしね〜

家康が入府したころの江戸城は 日比谷入り江に面していて資材や食料などを船で運んだということです。
当然 倉もできたことから 「和田倉」という地名が生じました。
「和田」とは「海 (わた)」のことだそうです。
wadakur (3).jpg
和田倉門の橋守衛所跡(和田倉門交差点)
wadakur (5).jpg
江戸時代には高麗門と櫓門とで枡形を構えた和田倉門がありました。
wadakur (4).jpg
和田倉噴水公園
wadakur (1).JPG
8.5mまであがる噴水です。

ちょっと 読んだだけでも こんな風に歴史散歩ができます。
溜池はいまでこそ 近代的ビルの立ち並ぶ 都心の交差点ですが その名の通り蓮の名所の池だったとか
の の字を書いたような 江戸城の堀の話とか
隅田川 深川の水路上水下水の話まで 散歩してみたい 見どころを知る よい本でした。

そのほとんどを 巡って歩いたので 復習のつもりで 思いだしながら楽しみました。

江戸は 風光明媚な水の都 だったのです。
今もあちこちにその名残があるのが 素晴らしいですね。
タグ:歴史
posted by うめのはな at 21:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 千代田区
この記事へのコメント

如何に梅の花さんの取材力が凄いか
梅の花さんが今まで東京散歩をしてきた時間と質と量
そして何よりも『東京/江戸散歩』が好き(好奇心)という思いが伝わり
こちらまで嬉しくブログの中で歩き楽しませてもらっています
 
江戸歩きをしていた時
想像を巡らし辺り景色を見ると
高いビルに隠れて見えない景色が見える時がありました
増上寺山門に上がって見渡せば目の前に江戸湾が広がり
その先の方には薄っすらと下総の国が見える時がありました
 
追:
今度水道事業が民営になる法案が成立しました
「東京都水道歴史館」も民営になるのでしょうか?
 
Posted by さんほ at 2018年12月09日 00:21
さんほさん

江戸散歩ですが きっかけは 古い洋館が好きで 残っている洋館を見学して歩いたことです。
そこには 歴史があり 暮らしがありで だんだんもうすこし昔へと思いはさかのぼっていきました。
あちこちに その遺構がのこっていて楽しみでした。

そもそも TVドラマ 「JIN」のあのジオラマを見たときからすばらしい景色と 思いをはせるようになったことからでしょうね。神田川の土手から 見た江戸の町並みです。

私も 本を読んだりしているとき そのまま 自分がタイムスリップして 江戸の町を歩いているように感じることがあります。

>高いビルに隠れて見えない景色が見える時がありました
増上寺山門に上がって見渡せば目の前に江戸湾が広がり
その先の方には薄っすらと下総の国が見える時がありました

まさに そんな感じです。
それも 知識がないと見えないものなので さんほさんも 相当の江戸歩きの達人だと思います。

東京は水道事業 赤字じゃないそうなので 民営化は 大丈夫でしょう。
そもそも 施設は公営で 運営が民営化だということですので 水道歴史館は 都の施設のままでしょう。
ただし 法人税が国に奪われるので この先 貧乏な東京になっていくかもしれませんが・・・。
Posted by うめのはな at 2018年12月09日 09:22

フィクション物の時代劇はあまり好きでは無いのですが
ドラマ「JIN」だけは心惹かれる思いで観ていました
眼下に広がる江戸の町(ジオラマ)に50万人以上の江戸町民が生活していると思うと
「JIN」の時代設定を愛おしく感じました、たかが100年ちょっと前ですからね
それに松本良順・濱口儀兵衛と下総の国に関わりのある人物が出ていましたので興味深く観ていました
 
杉浦日向子さんは言います、『江戸文化の特徴は、そのどれもが庶民が生み出したもの』と
世界的に知られた日本文化 相撲、寄席、歌舞伎、浮世絵は江戸の庶民が求め楽しんだもの
西欧の文化はオペラにしろバレエにしろ特権階級の貴族を喜ばせるものと言われています
文化は庶民、文明は、
 
>徳川家康の開削によって川や運河、堀が築かれ、水上交通が物流の・・・・・
 
江戸の町の整備(掘割・運河・開拓/埋立)が済み
そこで暮らす武士50万人、庶民50万人を基本的に支えるものと言ったら
やはり『上水』事業だと思います
その当時世界でこれだけの『上水(水道)』を行っていた都市は無かったと思います
これからあと100年先(民営化)になっても大丈夫なのでしょうか
水道事業は文化とは言わないし どちらかと言うと文明だから・・・
文明ともいわないか・・・?
話が逸れちゃいました 申し訳ありません(笑(_ _,)>(;^_^A

Posted by さんほ at 2018年12月09日 15:12
さんほさん

{JIN」は ドラマだけでなく コミックも全巻読みました。ドラマが終わってしまったときは とても残念でしたよ。いいドラマでした。
撮影した病院は「順天堂大学病院」だそうです。
神田川から見た風景も きっと江戸時代のあのあたりだと思います。
松本良順先生の父も「佐倉順天堂」でしたっけね。
濱口儀兵衛氏は「ヤマサ}かな。
新門辰五郎氏は江戸の火消。
いろいろな人物の勉強にもなりました。

>日本文化 相撲、寄席、歌舞伎、浮世絵は江戸の庶民が求め楽しんだもの

これは その通りだとおもいます。
お武家さんは 「能」「狂言」を好みましたしね。
庶民文化は いつの時代も受け継がれていくものなのです。

水道ですが 100年先はどうなっていることやら。40年50年で インフラがボロボロになっていますし この先何がどうなるかわかりません。
人間も進化しているかも。
水が貴重品となり 奪い合いが起こるかもしれないし となるとどこかで何かが 淘汰され進化するか 衰退するか・・・次の 100年後になつかしく 平成時代を 振り返えることになるのかもね。
タイムスリップしてみたいです。
Posted by うめのはな at 2018年12月10日 07:17
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