2021年04月10日

嘘みたいな本当の話。

嘘みたいな本当の話 と言えば
うがい薬の 記者会見を思い出しますが これから書くのも嘘みたいな本当の話です。


神奈川に住んでいた時(まだ若いころ)自転車で転んだことがあります。
人前で 恥ずかしいのが先で 痛いとかより 自転車を起こして早々に立ち去りました。
肘を打って すりむいたのですが痛みに気が付いたのは家に戻ってからです。
とりあえず 傷薬を塗って一晩すごしたのですが 翌日になってもっと痛くなって 腕があがらなくなりました。

整形外科へ行って レントゲンを撮ったら「肘にひびが入っている」と言われました。
ギブスしますから と言われて 困ったなぁ〜右腕だし 固められると
何もできない。子供の世話すらできなくなると思い
「ほかの方法ないでしょうか」と聞いても 「ない」の一言で
即座に石膏で 固められてしまいました。
まげたまま 肩から指先まで。
なんでこんなに大げさにやる必要があるのか せめて手首だけでも自由にしてほしいというと
「肘だから指が少しでも動くと影響がある」ということでした。

何もできなくて 実家の母に言うと 福井からすぐ来てくれて 1か月ほど 滞在して子供の世話から何から何まで
やってくれたのが ありがたかったです。
肘そのものは 3日もすれば痛みもなくなりました。

結局 2週間ほどで 風呂に入るときははずしていいと言われ上半分切ることになりました。

ギブスを半分切るとき 電動丸のこのようなものを持ってきて 切り始めるので
「あのー 腕きらないでくださいね」というと 笑って
「大丈夫 大丈夫」と・・
でも あのギュィーンという音だけでも恐怖で 切れたらどうしようと 思ってびくびくしていました。
すると・・・焼けるような痛みが。。。。
「あの・・痛いんですけど・・」
「気のせいでしょ。大丈夫めったなことないから」
「あの・・ほんとに痛いんです!」
「大丈夫だって すぐ終わるから」
「切れていると思うんですけど・・・」
そうしているうち 終わって上半分をはずしたら。。。
すぅーっと赤い筋が ある。
切れてる!
血がにじんでる!
「痛いって言ったのに・・・切れてるじゃないですか」
「ん?このくらい 大丈夫」
と 軽くあしらわれました。
「人の痛みもわからずに・・・」と思いました。
あの石膏切りは 看護師が勘でやるので怖いです。

今は 石膏ギブスじゃなくて グラスファイバーの軽いものが使われているようです。
最初からギブスシーネという 半分固定するやつもあるので 電動のこできるというような恐怖を
味わうことも少なくなったようです。

1か月ほどで ギブスから解放されましたが 肘はまがったまま。
痛くて動かせません。
リハビリがまた とても痛かったです。
母が帰宅してしまったので 医者でリハビリというわけにもいかず
自分で動かそうと 努力しました。
風呂でマッサージもしました。

あまりにも痛いので 治っていないんじゃないかと 市立病院へ行きました。
「肘にひびが入ったというので ギブスしていたのですが 全然痛みがひかなくて
はずして1月ほどたつのに どうしたのかなぁ〜と思うので 調べてくれませんか」
それで レントゲンとりました。

「あ・・・?これ 折れていないと思うよ。」
「ヒビが・・・」
「うん。ヒビもないよ。骨にヒビが入った状態はズレない骨折という意味だから レントゲンで跡がわかるからね〜
痛いのは ずっと健康な腕を固めていたからだと思う。しばらく 動かす努力すれば 元通りになるから。頑張って」

「ガーーーン!」
痛くて動かせなかったのは 単に打撲と擦り傷だったわけで 骨折ではなかったということ。
1か月も不自由な思いをして その後腕伸ばすのに また痛い思いをして 
このざまは 何だ。。。
あのヤブ医者め。。。。

嘘みたいな本当の話です。

この整形外科では 別の治療も受けました。
ギブスをして1週間後の診察に行ったとき
「あのーもしかして 転んだ時どこかで顎打ったかもしれなくて
顎がカクカクするのですけど・・・」
「痛い?」
「痛くはないですけど 大きな口あけるとちょっとカクンという感じです」
「顎関節症だなーー」
と言って 1週間に一度でいいから 注射に何度か通うように言われました。
普通の注射かと思っていたら すごく大きな注射を持ってきて
腕かと思っていたら なんと顎に直接打たれました。

耳の横の顎の関節に ブスッ!
痛いこと 痛いこと。
針も大きいし 痛いしで ぞっとしました。
結局 ギブスがはずれてからは 医者へ行かなくなったので3度ほど打っただけでした。
治ったわけではありません。
そのまま 逃げただけです。

何年か カクカクと付き合いながら 千葉に引っ越しました。
或る日 濡れ縁で洗濯物を干していたら 足を踏み外して 落ちました。
洗濯物を持っていたので とっさに手が出なくて顔をぶつけました。
おおきな沓脱石があって そこに顎を思い切りぶつけました。
「ガクン」と音がしたのを感じました。
もちろん 顎はすりむいて血が出て痛かったのですが それよりもまずいなぁ〜という気持ちがあって
鏡見て顔の点検。口開けたりして 口の中は大丈夫かとみているうちに
顎がカクカク言わないことに気が付きました。
大口あけても痛みはないし カクカク言わないのです。
どうやら 衝撃で外れかかっていた関節が カクンとはまったようです。
それ以来 顎は大丈夫です。快調です。
噛み合わせもよくなったようです。
すりむいた傷はしばらく痛かったですが 顎関節症が治ってしまいました。

これぞまさに 怪我の功名 かも。

嘘みたいな本当の話です。

ちなみに 顎関節症の治療は
整形外科ではなくて 歯科・口腔外科の領域だそうです。
当時は 知らなかったです。
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posted by うめのはな at 15:46| Comment(2) | TrackBack(0) | エトセトラ